人間と動物の差ってなんなんだろう

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無という最高の状態のこと

鈴木祐と言う方の「無(最高の状態)」という本を読みました。

読んでの感想です。

自分にこだわる人ほど心を壊しやすい  と言います。

それなら、自分を消す(自分を「無」にする)ことが心の安寧につながるということになります。

それにしても人間は「発達した」脳をもってしまっているので 「自分」のことを四六時中考え続けて 心を悩ましています。

動物を見ると どうやらそんなことはなくて いつも彼らは「無心」の境地にいるように見えます。

ある意味 動物は「悟っている」と言えるのかもしれません。

もっとも 彼ら動物には自分は悟っているという自覚は全くないでしょう。

そんな素振りは見せないからです。

そう見せないのが「本当に悟っているということ」ならまた話は別ですが。

そういう意味では「無我の境地」とは 人間であることを一時的に捨てて動物(あるいは子供)に戻る ということなのかもしれないですね。

猫や犬やパンダの子供や人間の赤ちゃんや幼児を見て こころが安らぎやいやしをおぼえるのも 彼らの「無我の世界」に無意識のうちに感動しているからです。

人として生きるということは ある意味 病んだ脳が生み出す自分の幻想を見ながら 右往左往し続けて 一生を終えるということなのかもしれません。

そういう意味では 「無」の境地とは 私たちが「正気」に戻っている瞬間だといえそうです。
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般若心経の言う「識」とは

人があれこれ悩み なかなか動物のように無我になれないのは 人間だけが持っている「発達した脳」のせいなのだ という観察をしました。

その発達した脳というのは 分かりやすく言うと人間だけが持っている「物を識別する脳の働き」です。

これを般若心経では「受(じゅ)・想(そう)・行(ぎょう)・識(しき)」 と表現される時の「識」 のことだ としています。

この識は同じ動物の中でも人間だけが持っているのです。

どういうことかと言いますと 例えば人間がその歴史上 道具を使って発明したり発見したりできたのは この識別する意味の「識」という心の働きがあったからです。

これを理解するために 順番に「受・想・行・識」の四つの段階をわかりやすく説明いたします。

これを理解するために まず鉱物とか水とかの自然物から そこに発生した植物 そから動物そして最後に人間という それぞれの存在をこの「受・想・行・識」の四つの段階の働きから 説明します。

まず鉱物や水は この四つの心のはたらきのうち「受」という反応しかできません。

水が人の心の状態に反応する と言う面白い実験結果が報告されたことをご存知の方も多いかと思います。

「否定的な憎しみや怒り 具体的には<馬鹿野郎>」などという言葉を水にあびせかけると その結晶体がぐちゃぐちゃに崩れている という実験の事実 また優しい愛情のこもった心を 水に伝えると水は美しい結晶をなしてその反応を示す という驚くべき実験結果をご覧になった方はいらっしゃるのではないかと思います。

そして植物になると 一段上がって ものを感受したりすることができます。

これも昔ベストセラーになった「サボテンがしゃべった」という本などでよく知られています。

植物に人間が優しい愛を注ぐと よく生育する ということもよく知られています。

これが「想」です。

動物もまた 基本的には植物のように心が通じますが 植物の方は動けないので この「受・想・行・識」の世界で言えば「受・想」 の世界までです。

ところが動物になれば「受・想・行」までの能力があります。

動物はあちこち動き回ることができ 行動することができるからです。

植物にはそれができません。

ですから 植物は受精なども 虫などの動ける動物に依存しています。
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人間だけが発達している「識」

しかし人間になると「受・想・行」に「識」という「識別する心」が加わって 全生物界の優位 に立って鉱物・植物・動物を 自分たちに都合のいいように支配し使役しています。

だけでなく 人間同士ともなると 現在のアフガニスタンのような内紛を生む際限のない争いや不調和を生むのも この「識」あるがゆえです。

生活上の大変便利な車や船や飛行機や電化製品を生み出したのも 交通手段を発達させ宇宙に飛び立たせられるのも そしてナチスなどによる何百万という大量虐殺をさせたのも 原爆や核兵器を生んだのも 皆この「識」あるがゆえの結果です。

この人間の持つ「識」だけでは 世界にほんとうの平和をもたらすのは無理なのでしょうか。
オリンピックのスローガンにかかげられた「多様性と調和」の世界はどうしたら実現することができるのでしょうか。

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