ビジョンマップが大切なわけ
前回、”ビジョンマップ”は、これを見るたびに、イメージと感情をいつも湧き立たせ、思い起こさせてくれる最高の方法であること、ビジョンマップを通してイメージで見る、そしてその度に意志を新たにし、そのマップを見て、更に”嬉しい、楽しい、有難い”といった喜びの感情を起こさせてくれることによって願いをかなえる、という話をしました。
確かに、これを日々見ることによってその目標の願いは自然に叶うようになるものと思います。
その際に、意識の向け方に気を付けなければならないことがあります。
未来→今→過去と時間は流れる
それは次のことです。
過去・現在すなわち今・未来のことです。
皆さんは普段、過去・現在・未来の内、心を主にどこに置いていると思いますか?
いや、それよりも、そもそも、時間はどう流れていると思いますか?
時計を見れば、過去から今を通って未来に流れているように見えませんか?
しかし本当は、未来から今を通って過去に流れているのです。
そして、未来は<今の心>が創造していることに気が付いていましたでしょうか?
そうでなければ、「ビジョンマップを日々見ることによってその目標の願いが叶う」ということはあり得ないことに気が付いていましたか?
そうです。
未来は<今>が創造しているのです。
だからこそ「ビジョンマップ」が重要なんです。
ところが、人は、大抵の人が、過去の嫌なことや不愉快なことを考えてマイナスマインドの過去で<今>を満たして日々を過ごしていることが多いんですね。
これでは、よい未来はやってきませんよね。
あなたの<今、今の心>が未来を創造しているからです。
その過去のマイナスなことが<今>を通して再現させてしまうのです。
過去は、それ自体、ほんとうは何の力もありません。
しかしあなたが過去をくよくよと思い起こして集中するからその過去が創造されてしまうのです。
スポーツ選手などもそうですが、私たちも、これまで、失敗の過去を反省ならいいんですが、無意識にただ思い出してはんすうする悪い癖で、その悪い過去をまた創造していたのではないでしょうか。
今の時点で未来が決まる
弥生語という日本の一音一義(一音にそれぞれ意味がある)の古代語から未来、今、過去を解読します。
み ら い(未来)
実があり 躍動する 始め
未来とはそういうものである、と思います。
い ま(今)
始まりの まことの姿
これもそういう意味でしょう。
では、 か こ(過去)
大きく 固まったもの意味。
となります。いい得ています。
私たちは未来から流れてくる何の情報も書かれていない時に今の心をインプットする。
その瞬間にインプットしたものは奥の方に記憶される。そしてそれが現象世界に再現される、と考えるのが正しいのです。
一見、昨日の次に今日が来るのが自然のように見えますが、実相は時は未来から流れ来たりて<今>の関所を通って過去になってやがて再現されて現象化しいくのです。
<今>がいかにとても重要かがわかります。
だから、ビジョンマップで、今、未来を創造していくのです。
どうせ創造するなら、自分の好きな未来を創造するためにビジョンマップは不可欠なのです。
以上をもって、ビジョンマップのいろんな目標をより強力に長続きさせる下支えとして、原田隆史(はらだたかし)先生が言うように、世の人々に役に立つという大きな目的を堅持すれば、あなたは、<鬼に金棒>の人生を手に入れることができるのではないでしょうか。